勲章・叙勲

ニュースでたまに見かける、春と秋の叙勲の発表。
最上位にあたる勲章は旭日大綬章が有名だが実は旭日大綬章よりも上位の勲章が存在する。
下記に勲章の序列を表してみた。

序列 勲章 授与・伝達 参照
(旧制度の勲等)
1 大勲位菊花章頸飾 宮中において、その授与式を行い、天皇が親授する。 大勲位
2 大勲位菊花大綬章
3 桐花大綬章  勲一等
4  旭日大綬章   瑞宝大綬章   宝冠大綬章   文化勲章
5  旭日重光章   瑞宝重光章   宝冠牡丹章  宮中において、内閣総理大臣が受章者に伝達する。 勲二等
6  旭日中綬章   瑞宝中綬章   宝冠白蝶章  内閣総理大臣の命を受け、内閣府賞勲局長が所管大臣に伝達し、所管大臣が適宜受章者に伝達する。 勲三等
7  旭日小綬章   瑞宝小綬章   宝冠藤花章  勲四等
8  旭日双光章   瑞宝双光章   宝冠杏葉章  勲五等
9  旭日単光章   瑞宝単光章   宝冠波光章  勲六等

上記の通り、旭日大綬章よりも上位には、大勲位菊花章頸飾(だいくんい きっかしょう けいしょく)、大勲位菊花大綬章(だいくんい きっか だいじゅしょう)、桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)の3つが存在する。
外国元首を除いて最上位の大勲位菊花章頸飾を戦後に受章しているのは、今上天皇、吉田茂、佐藤栄作の3人のみである。
王族の外国元首には大勲位菊花章頸飾が授与されるが、王族ではない大統領のような外国元首には一階級下の大勲位菊花大綬章が授与されるのが慣例だが、過去に一度だけアメリカ合衆国大統領であったドワイト・D・アイゼンハワーに最上位である大勲位菊花章頸飾が授与された。

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